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8月, 2010の投稿を表示しています

まず初めに

先日の初投稿で、Disk周りの情報が分かりづらいとご指摘を受けたので、ちょっとチャートにしてみました。 どうでしょうか? ちょっとは見やすくなっているでしょうか? ということで、これから、データベースの検証ネタを書いていこうと思いますが、まずはOracleを中心に書いていこうと思います。 いろいろベンチマークをとって、H/WとS/Wの特性やチューニングポイントなどが明確になれば良いと思っています。 しかし、思い返せば、ここ数年、さんざんOracleのチューニングを考え、Oracleの内部動作を解き明かすことを仕事にしてきたのですが、きちんとドキュメント化していないことに気づきました。一部社外でデータベースチューニングのセミナーや雑誌に記事を提供してきたものもあるので、この際、まとめなおしてこの場で共有できたらいいなと思っています。 では、検証に使う部品を確認してみましょう。 今回は、(基本的には)フリーで使用できるもので検証していきます。日頃からよく使っているツールも含めてちょっと紹介します。 Oracleのベンチマークに使えるものとして有名なのは、以下の2つです。 1. Swingbench     javaで書かれたGUIに優れたベンチマークソフトです。TPC-CとTPC-Hをベースにしたベンチマークが可能です。     また、RACなどクラスタ環境でのベンチマークも簡単に実行できてかなり便利です。     ただ、処理自体がかなりチューニングされていることもあり、バッドパターンの検証などには不向きです。     (あまり、そんな検証しないですかね。。。)     ライセンスの明記はないですが、フリー(non サポート)であることが明記されています。 2. Hammerora     Tcl/Tkで書かれているベンチマークソフトです。これもGUIはちゃんとしています。ただ、ベンチマークスコアが     Swingbenchと比較すると桁違いに大きくでます。これは、内部的にTPM(or TPS)の算出をどのように     実装しているかが両者で異なるからですが、2つのベンチマークソフトを使う場合は結構困ります。     また、Hammeroraでは、ベンチマークの最大の敵?とも言えるロックのコンテンション(

インスパイア

小幡さんのブログ にインスパイアされて自分もブログを書くことにしました。当然、検証に使うマシンも小幡さんと同スペックとなります。基本的なスペックを以下に示しておきます。 CPUはIntel Corei7-860 (4Core 8M Cache 2.80 GHz)   MemoryはDDR3を4GB*2枚で8GBとしました 肝心なディスクはOSやその他バイナリ格納領域はソコソコで、データファイル格納領域は、 WD3000HLFSとしています また、今後の検証で使うSSDはRealSSDをとりあえず1つ用意しました ということで完成したマシンは、以下(下の方にちょっと見えているのがSSDです) まずは、ハードウェアの基本性能を確認しておく意味で、 vdbench を使ってハードディスクのベンチマークを取得しておきます。 OS用Disk sequential read/write(1MB)           111.50 (MB/sec) / 90.20 (MB/sec) random read/write(4KB)           1.34 (MB/sec) / 1.30 (MB/sec) random read/write(512KB)           62.25 (MB/sec) / 56.65 (MB/sec) データファイル用Disk sequential read/write(1MB)           116.60 (MB/sec) / 95.80 (MB/sec) random read/write(4KB)           1.73 (MB/sec) /  1.72 (MB/sec) random read/write(512KB)           74.80 (MB/sec) / 70.64 (MB/sec) SSD sequential read/write(1MB)           356.30 (MB/sec) / 132.20 (MB/sec) random read/write(4KB)           115.40 (MB/sec) / 4.65 (MB/sec) random